自分で出来るお手入れ

着物や小物類についてのお手入れ方法を種類・部品別にご紹介いたします。

※汚れがついた場合などは自分で対処しようとせず、専門家に相談しましょう。

まずは当店にお気軽にご相談ください!的確な対処方法をご案内させていただきます。

着物だって、セルフケアが可能です。

 着物ってお手入れや管理が難しそう…そんな印象があるかもしれませんが、着物だって普段着ている洋服と同じように自分でお手入れすることが可能です。
 少しの手間や気配りで、大切な着物を長持ちさせられます!

着物

外から帰って着物をぬいだら、軽くほこりをはたいたあと体温や湿気を取るために日陰の風通しの良い室内で3~4時間陰干しをします(できるだけ、えもんかけや、着物ハンガーを利用)。又、シミの有無も調べておきます。

着物と同じく、帯もやわらかいブラシ等でほこりをはらってから陰干しをして、しわの部分は裏側からアイロンをかけておきます。

下着類

肌襦袢(じゅばん)、すそよけなど一度身につけたものは、その都度必ず洗うようにします。

帯揚げ

他のものと同様に陰干しをして絞りのものは軽くたたみ、平織りのものはしわをのばしておきます。

帯締め

結びぐせをとり、房は湯気を当て、ブラシですいてきれいに整えます。

伊達締め・腰ひも類

他のものと同様に陰干しをしてからきれいにたたんでしまいます。汚れがひどい場合は中性洗剤で押し洗いをしてタオルにはさんで陰干しをします。

足袋(たび)

足袋はすぐに洗うようにします。汚れがひどいときは、ブラシや漂白剤を使用して常に真白にしておきます。

自分で出来る保管方法

日頃の着物の保管方法について、ご案内させていただきます。

ご自宅ですぐにできそうなことだけでも、ぜひ今日からお試しください。

虫干し

着物には湿気が大敵です。
着物に水分がたまるとカビが生えやすくなり、また虫もつきやすいので年に一・二度は陰干しをして着物を乾燥させます。
虫干しの時期は昔から土用干し、寒干しといわれるように、夏冬の2回、晴天が2~3日続いた後に干します。
ですが、絹ものは日やけしやすいので絶対に直射日光に当てないように注意しましょう。

着物のしまい方

たたみ上がった着物はたとう紙に包んでしまいます。
決してクリーニング屋さん等のビニールに入れたまましまわないようにしましょう、カビの原因になります。

タンスにしまうときは、下の方ほど湿っぽいので、下の方にはウールや普段着を入れ、上段にいくに従って高級なきものをしまうようにします。

着物はなるべく折らずに平らにしまうのが良く、しわがつかないように浅めのものにします。
防湿の面からみると桐の和ダンスや衣装箱が最適で、スチール製の衣装箱も防湿・防虫の面で優れています。

防虫剤

絹物には樟脳(しょうのう)、ウールや毛織物にはナフタリンが適しているのですが、混合にするとシミができたりしますので一種類だけにしましょう。
底に置かず、きものを入れた文庫紙の上にのせておくと効果的です。